トリックスターがいる社会

文化人類学などで使われる概念に、「トリックスター (trickster)」というものがあります。

トリックスターは、いたずら好きであったり、あばれんぼうであったり、おっちょこちょいであったりしますが、その行動の結果として、さまざまな結果をもたらす人物です。

その結果は、得てして既成概念や旧秩序を壊したり、人類に新しい文明をもたらすことがあります。

神話上のトリックスターの例としては、ギリシア神話のプロメテウスがいます。
プロメテウスはヘパイストスの炉から火を盗み出し、人類に「火」とそこから広がる大きな文明を与えます。
また、日本神話のスサノオもトリックスターとして分類されます。
スサノオは、高天原で暴れたためにアマテラスが天の岩屋にこもってしまい、地上に闇をもたらしたり、ヤマタノオロチを退治して剣(鉄の寓意ともいわれます)を人類にもたらす役目を担います。

さて、このトリックスターという概念。

現代でもこのような人物がいるのではないでしょうか。

例えば、Facebookの創設者であるマーク・ザッカバーグ。
Facebookは、ハーバード大学在学中に学生画像の格付けサイトを作ったことから現在のようなサイトに至っています。最初のサイトは大学の理事会(旧秩序でしょうか。)から処罰を受けますが、あきらめずに現在のFacebookを生み出し、いまや世界で8億人が利用してるサイトとなりました。

坂本竜馬も実在のトリックスターの一人かもしれません。
幼少時、ご飯はこぼす、いじめられっこの竜馬が、日本を大きく変えていきます。

「トリックスター」という概念は、学術的な概念で、実在の人物に当てはめることは正しい使い方ではないのかもしれません。

しかし、現実の世界でも、これまでの概念を打ち破る「アッ」と驚くような発想をする人はいるものです。

あなたのまわりのトリックスターを見逃してはいませんか。もしかしたら、世界を変える人かもしれません。

(河上)

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